いっしーの明るい社会の窓

ゆとり世代のマジキチブログ

なぜ人は「戦争映画」に魅了されるのか

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 私は帰って来た、いっしーです

 1つのジャンルとして確立されている「戦争映画」

どのレンタルショップでも専用の棚があるくらい数多くの作品があります。

イラク戦争、ベトナム戦争、第二次世界大戦と題材にする戦争は違えど中身は国と国の争いです。

1人の兵士に帰還命令を伝えるためだけに部隊を派遣したり、孤高の狙撃兵の葛藤を描いたり、黒いヘリが落ちたり、元兵士が国に戻って乱暴になったり、膝ついて両腕で天を仰いでみたり、微笑みデブの精神が崩壊したり・・・

戦争は悲惨で醜く人々の心に大きな傷を残すものです。なのになぜ、人は戦争映画に魅了されるのでしょう?数多くの作品群と専用の棚があるという事は観る人が沢山いるという事では無いでしょうか。

ぼくも戦争映画に魅了された1人

ぼくも戦争映画に魅了された1人です。

見ただけで銃やヘリの名前が分かるミリタリ―オタクではありませんし、なぜこの戦争が起きたのか?という歴史についても詳しくありません。

なのになぜか数多くの戦争映画を好んで見て来ました。戦争映画のどこが好きなんでしょう?考えてみるとなぜ魅了されているのか自分でも分かりません。

 

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中学生くらいの頃はシュワちゃんの「コマンドー(1985)」を見て元軍人の屈強なタフガイが娘を救出するために機関銃をぶっぱなし敵兵を掃討する姿を見て「うわぁ・・・軍人ってカッコいいなぁ」位にしか思っていませんでした。

その後にスタローンの「ランボー(1982)」を見て「軍人ってカッコいいだけじゃ無いのか・・・?」と疑問を感じた事を覚えています。

見た事が無い人は「え?ランボーってなんかマッチョな人が機関銃ぶっぱなして暴れるだけじゃないの?」と思うでしょうが違います。それはコマンドーです。

「ランボー」はベトナム戦争から帰還した兵士が街のイキった保安官に侮辱され不条理な目に合わされて、ブチ切れ、機関銃をぶっ放す映画です。

両者共にマッチョがM60をぶっ放すので誤解されがちですが、根底にあるものは真逆のメッセージが込められています。

コマンドは―何故かシュワちゃんにだけ弾があたらない映画です。それ以上でも以下でもありません。

ランボーはベトナム戦争によって負ったアメリカの傷を描いており、ラストシーンでは「ベトナムの戦場には助け合える友人がたくさんいたのに、本土では誰も助けてくれない。100万ドルの兵器を使いこなした歴戦の勇士でも、本土では駐車場の警備員の仕事にすら就けない」と泣き叫び、アメリカの闇を感じさせてENDです。

そこには勇猛に誇り高く戦った兵士の姿は無く、国の為に命を懸けて戦ったのに戻って来た時には自分の居場所が無くなっていた元兵士の姿しかありませんでした。

誤解しがちですが乱暴→ランボーではありません。ランボーは邦題で主人公の名前が「ジョン・ランボー」なのでそこから持って来たんじゃないですかね。いや、乱暴なランボーだから丁度良いじゃん!みたいな気持ちもあったのかもしれませんけど・・・。(原題はFirst Blood)原作は「1人だけの軍隊」です。

 

ハンバーガーヒルを見た

先日ぼくの映画に関する黒歴史を晒す記事を書いた所、某ガン〇ムのオッサン(id:gundamoon)から

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とおススメの映画を教えてくれたのでわざわざレンタルショップに行って借りて来ました。(見た事の無い映画で面白いの無いかなと探していた所なのでグッドタイミングでした!ありがとうございます!)

 

ハンバーガーヒル (1987)

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ベトナム戦争をテーマとした映画で、1つの丘を巡り実際にあった攻防戦「アパッチ・スノー作戦(1967)」元に作られています。

見た感想としては滅茶苦茶ぼくの好みの作品でした。評価★★★★★です。最高でした。なんで見逃していたのか不思議でしょうがないです。

この映画の魅力を「派手にドンパチして面白いよ、最高のエンターテインメント作品だ!」と語る人は居ないでしょう・・・もしいたとしたらただのサイコパスですね。

面白かったと言えば語弊があるので、一秒たりとも目が離せなくなる魅力を秘めている作品とでも言っておきましょう。

同年のプラトーン(1986)の様に物語や見せ場はありません、ドキュメンタリータッチで淡々と戦争のリアルな世界が目の前を流れて行くだけ。

脳裏に焼き付くシーンが何個もありました・・・毎日隣に居て冗談を言い合っていた戦友が次々と死んでいきます。そこにドラマチックな死に様はありません、ただ無残に戦争の犠牲者になっていくだけです。

映像のざらつき感や表情をドアップで撮るカメラワークを多用するなど、今のエンタメ映画()に慣れた人には見るに堪えない映像かも知れませんが戦闘描写の迫力は今でも通用すると思います。非常に痛々しくエグイシーンがかなりあるので苦手な人は見れないでしょうね。でも、それが戦争のリアルなんだと思います。

30年位昔の映画なので当時としては無名な俳優さんばかりだったのでしょうね。でもその中で一人だけ見た事ある顔が潜んでいました。

 

それはコイツ、ドン・チードル

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初見で、あっコイツ・・・と思いましたよ、見た事ある顔だわ。ってかドン・チードルだわって。黒人は彼以外にも数人出演するのですが、ドン・チードルだけは常にドン・チードルでした。

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若い頃から顔変わらな過ぎて笑う

物語が進むにつれて血と泥まみれで誰が誰だか分からなってくるんですが、コイツだけはどんな時でもドン・チードルでした。

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機銃が鳴り響き、手榴弾とグレネードランチャーの轟音で満たされる戦場。そんな中血みどろになっても見分けがつく男。それがドン・チードル

 

なぜ人は戦争映画に魅了されるのか

どうして戦争映画が好きなんですか?と聞かれれば返事に困ってしまいます。

重火器は勿論ヘリや戦車を見るのは好きですし、ロケットランチャーやミサイルが着弾して爆発してドンパチやっているのも好きですし、最前線で母国の彼女から届いた手紙を読んで奮闘する姿も好きです。

明確な正義と悪の線引きが無く、ただ自国の為に戦う。自分の国は自分で守る姿勢も胸を打たれますね。

戦争という極限状態で兵士たちの心理描写が描かれている戦争映画だって好んで見ます。

多分ですけど、自分が生きているこの世界で本当にあった出来事を映像化し、疑似体験している気分になれるのが好きなんだと思います。

 

忌まわしい戦争の歴史を忘れてならないとか、そんな偽善者ぶった事は何も考えていません。ただ「こんな事が・・・本当にあったのか・・・」という気分になるだけです。

 

そして今日もまた、戦争映画を観ます。

またねbyいっしー