いっしーの明るい社会の窓

ゆとり世代のマジキチブログ

美容師1年目アシスタントの仕事内容を苦悩と共に説明する

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 私は帰って来た

元美容師のいっしーです。

ぼくが美容師1年目アシスタント期間の仕事内容、感じた事を月別に書いていきます。初めて働いた会社は12店舗ほど展開している、個人店とチェーンの間のような中堅美容室でした。同期の数は15名。

4月

初日からサロンに勤務する事は無く外部の機関で社員研修を3日程受ける。主に言葉遣い、社会人としてのあるべき姿、美容師について体育会系のノリで叩きこまれました。もうこの時点逃げたかった。というか1人逃げ出しました。同期ポイント-1

その後各店舗に配属されて、アシスタントとして仕事開始。営業中何も出来ないのでどこに立っていれば良いのか分からず無事死亡

ホウキとツーマンセルで髪の毛を掃く日々、営業後のシャンプー練習がキツイ。

夜23時にシャンプー練習が終わり、先輩の「今日は早いけどもう終わろうか!」の言葉に戦慄。どこが早いの・・・?

5月

シャンプー試験に合格してやっと掃除以外の仕事を手に入れます。しかしシャンプーの後に行うのマッサージに苦戦。ぼくがマッサージ不感症なのでイメージが出来なくて訳分からんでした。

お客さんの前では『俺』という一人称は不適切だと初めて知り、自分の一人称を『ぼく』と名乗るように自分を洗脳。慣れないのと自分にキモ過ぎて蕁麻疹が出ました。今思うと単純にストレスがピークだっただけと思われます。

初任給を受け取った瞬間同期が1人バックレる。同期ポイント-1

5分に1度は仕事を辞めたいと考えるようになる(ガチ)

6月

グレイカラー(白髪染め)の試験に合格し、自分でカラーを塗ったお客さんを自分でシャンプーするという初めて美容師らしい事を経験しました。

8:30集合~24:00解散という超社畜スケジュールに慣れてくる。なお時給換算ビックマック以下の模様

電話対応が苦手過ぎてコールが掛かったとたん裏に逃げる作戦を展開する。しかし先輩(敵)に電話対応しろと指摘され無事死亡。

40歳以上の美容師はオーナーしか存在しない事に気が付き、美容業界で一生食っていく辛さを実感する。

表面上だけでも良いからとにかく技術を身に着けて一刻も早く業界から脱出する事を決意。

現実逃避の為自宅に帰った後直ぐにゲームをやる。コントローラーを握ったまま寝落ちして朝を迎え無事死亡。

7月

毎日のストレスに耐えきれず偏食が超加速、1日の営業中チョコレートを5~6箱食べ始め、1.5Lコーラを職場に持ち込む様になる。

休日返上でカラーモデルを探す日々。しかし見つからない。先輩に「やる気あんの?」と言われ逆ギレしそうになる。お店の同期は地元パワーを使って友人たちを召喚。マジふざけんな・・・。

多店舗の同期が過食嘔吐している現実を知る。寮で一緒に暮らしていた同期は精神科に通いだす。ぼくはアイスを10個食べた。

8月

ファッションカラー(お洒落染め)の試験に合格し、カラーリングについて何となく理解してくる。しかしまだ1人でお客さんに対応する事は不可能。先輩美容師たちのカラーお手伝い&掃除の毎日。電話対応は未だ苦手。

夏休みという名の長期休暇(4日間)をGETし地元に帰る。夜のお店に行かず飲み会だけで7万使う。大学生組にこれが社会人の経済力だと見せつける。後のモヤシ生活の原因となる。現実をちゃんと見ていなかった、嫌、見たくなかったのです。

他店舗の同期が夏休みから帰って来ない。彼はバカンスを手に入れたようです。同期ポイント-1

9月

ヘアマニキュア(酸性カラー、ゼロテクとも言う)の試験に合格する。若い人には使わない技術ですが、うちのお店は年齢層が高かったので重要視されてチェックが厳しかったです。

ババァじゃなくて若い女の子に接客したいと切に願う。しかしお金を落とすのはババア達なのだ。

同じ店舗の同期と副店長の浮気が発覚し、同期が辞める。ぼくの仕事が2倍に増える。同期ポイント-1

1つ上の先輩も手荒れが原因で仕事を辞める。ぼくの仕事が3倍に増える。

界王拳かよ。おれの身体もたねえわ

10月

熱処理系パーマ(ストレートパーマとデジタルパーマ)+ウィービングカラー(メッシュカラー)を並行して習得しろとマネージャーから鬼の指令が下る。

12月の繁盛期に戦力として使えるようにとの事ですが正直無理です。アシスタントの人手不足を全てぼくにぶつけないで欲しい。

この辺りから全てがどうでも良くなってくる。

でもウィービングカラーは合格する。しかし営業中使う場面は1回も出てきません。

現実逃避の為に毎週渋谷のクラブに繰り出すようになります。何が面白いという訳ではありませんが、あの町は嫌な事を忘れさせてくれました。もう行きたくないけど。

11月

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デジタルパーマ

デジタルパーマの試験に合格する。

先輩から12月は平日もメチャクチャ忙しいよ?と毎日脅される。お前それしか話す事ないんか。

ストレートパーマの練習台モデルが見つからないので、仕方なくクラブで捕まえた良く分かんない女にストパーをかけてみます。仕上がりは良好でした。そりゃそうだ彼女はクセ毛じゃなくて元からストレートヘアーです。

パイセンから「お前何してんの?」とキレられる。思わずぼくも「何してるんでしょう?」と答えてしまう。またキレられる。

しかしぼくは見逃さなかった。やり取りがシュール過ぎてパイセンも一瞬口元が笑っていたのです。思わずぼくも笑ってしまいます。パイセンが笑うのを誤魔化すかのように過剰にキレますが、もはやあれはただのキレ芸でした。

12月

忙しい、クソ忙しい。なんでみんな同じタイミングで髪を切りに来るんでしょう。朝10時~夜21時まで動きっぱなしで休憩時間が一切ありません。普通気使って忙しい時ほど下から休憩させるもんだろ。

流石に店長からご飯食べてきて良いよと言われます。休んでいると他の先輩から「何店長にシャンプーさせて自分休憩してんだよ」とキレられる。ふざけんな美人局の手口じゃねえかと思った。

営業中で燃え尽きて個人練習なんて無理でした。

31日まで営業すると聞いてテンションが下がります。誰が年末最後の日に美容室来るんだよと思ったが夕方位まで激込みでした。ぼくの人権はどこに行った。

営業後逃げるように夜行バスに乗り、地元に帰る。

1月

夜行バスの中でハッピーニュイヤー。

地元の友達とお正月的な飲み会を楽しむ。帰りたくない、マジで美容師辞めてやると心に誓う。

そして同期が2人帰って来なかった。もはや恒例行事のウインターバケーション。同期ポイント-2

なんとかストレートパーマのテストに合格し、営業中ヘルプに入るようにします。

2月

コールドパーマ(いわゆる一般的なパーマ)の練習が始まる。ぼくの勤めていたサロンはウィッグ(マネキン練習)でオールパーパス、タテ巻き、ピンパーマの3種類だけだから楽勝でした。

問題はモデルを使ってのパーマ試験です、ショート、ミディアム、ロング、メンズの4種類をクリアしなければなりません。

とりあえずモデルが見つかった所からチェックを受けてクリアしていきます。

よく覚えてませんがウィッグ(マネキン)練習は直ぐに終えて、モデルを使ったパーマに非常に手こずりました。(主に練習モデルを見つけるのに)

乾燥の時期+熱処理系(ストレートパーマやデジタルパーマ)の薬が非常に強くて、手荒れが酷い時期でもありました。だってぼくしかストパーやる人いなかったんだもん・・・

3月

とりあえずコールドパーマのモデル練習に明け暮れる日々

上司から4月から後輩が入ってくるんだから先輩らしくしろと命令がくる。自分の事だけで手が一杯なのに未知の後輩の事なんか考えられない。とりあえずスルー。

新しく入ってくる子達の為に保護者説明会をやるから先輩代表としてスピーチしろと社長から命令される。イヤだ、本当に嫌だ。

当日は魂を売って会社の犬として美容師は素晴らしい職業!会社は従業員の意見を尊重してくれる!先輩たちも優しい人達ばかり!と自分にヒトラーを降臨させたつもりでスピーチをしました。

元々口だけは達者だったのと、持ち前のハッタリ精神が発揮されて社長と保護者に絶賛されました。ぼくの話を聞いている新入社員の子達の目もキラキラしていたように思います。

演じ切って席に戻ると、横で聞いていた同期の目は死んでいました。これが現実なのです。

美容師1年目まとめ

美容師は1年目が一番辛いです。学生から社会人に変わっていく時に感じるストレスは尋常じゃありません。

不摂生な生活と身体を休める時間が無いので、季節の変わり目には必ず体調を崩していました。でも休めないし、先輩たちも熱がある中出勤してくるので自分も休めない空気が常にあります。あの人たちの精神力はどこから来ているのでしょう

技術面としては1年目でアシスタント業務を全てこなせるくらいにはなっておきたいですね。

スタイリストになるカリキュラムとしては、パーマが終わるかな?って位まで進んでおくと、2年目でカットを学ぶ事が出来るので良い調子です!

 同期15名 退社6名 生存9名 上出来ですね!

 

そして美容師2年目へ・・・

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またねbyいっしー